わたしたちは(死んだら)どこへ行くのか – 第4章 名前のない骨

2019
HDヴィデオ
37分
「第4章 名前のない骨」は、第二次世界大戦中に当時日本の 植民地だった朝鮮半島から長崎に渡ってこられ、炭鉱労働や 原爆により亡くなった方々の遺骨についての映像である。こ れらの遺骨は、現在にいたるまでお墓に入ることも祖国に戻 ることもできず、慰霊塔に保管されていた。戦後73年(撮影 当時)が経ち、経緯を知る当事者たちも高齢化してきたた め、十数年ぶりに状態を確かめるために慰霊塔の扉が開けら れることになった。慰霊塔の扉を開けると、そこには17名 の遺骨が保管されていたが、そのうち名前を確認できたのは 4名だけで、あとの13名については名前が確認できず誰のも のかわからなかった。 長崎市内から慰霊塔に向かう在日朝鮮人の方々に同行しなが ら撮影された映像と、戦争犠牲者の遺骨返還に関わられてい る東京・国平寺の住職さんへのインタビューなどから映像は 構成されている。