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Archives : 2011.09

2011.09.08

メモ的に。

私は贅沢なものを作りたいと思う。
削ぎ落としたものよりも、いろんな要素が繊細に構築されているものがいい。
すごく美味しいけど、すごく複雑な味。どうやって作ったのかわからないような味のするものを作りたい。
そういうものをアメイジング!って思う。

たとえば矢野顕子の音楽とか、そういう感じがする。
すごい飛び方してる。
そこでそんな音入れる?!っていうのがたくさん散りばめられてるけど、
全体としてはフランス料理みたいに見事に調和している。
それを聴くと、美味しいものを食べたときみたいに脳みそが興奮する。
3大欲求の快楽に匹敵するくらいの興奮なんだ。

脳みその快楽っていうのは重要ポイント。
きっと。

2011.09.08

肥えた土地おわりました。

アキバタマビでの展示「肥えた土地」が無事に終了しました。
私の夏が終わりました。
来てくださった皆様本当にありがとうございました。

燃え尽き症候群なのか、最近存在感が薄くなってる。
すーっと消え入りそうな感じ。
平日仕事、土日毎週イベント続きだったのでさすがに疲れた。

とはいえ、次回はもっと作り込んだ映画を作りたいなーとも思っている。
どうやったら映画って作れるのかな?
俳優さんとかにお願いしたいし、日本家屋のセットとか使いたいなあ。
おととい黒澤明の「羅生門」と成瀬巳喜男の「めし」を見た。
羅生門すごかった。いろんな要素が盛り込まれてて贅沢。
志村喬が山道を歩いていくシーンとかかっこ良すぎるし、どうやって撮ったの?!って感じ。
立ち回りのシーンも一回目はチャンバラの華麗な太刀さばきなんだけど、
二回目はぶるぶる逃げ腰でリアルな人間の真剣勝負、、と演出のしかたがクリアだ。
あと京マチ子の存在感がなんともいえず色っぽい。
ネットで京マチ子はマーロン・ブランドにプロポーズされたって書いてあって
デマかもしれないけど、なんか納得した。
というのはマーロン・ブランドはマイルス・デイビスの奥さんのフランシスという女の人にも
アプローチしてたらしくて、京マチ子は彼女と雰囲気が似ているからだ。
豊かな感じ。こういう女の人には憧れちゃうなー。
自分とは全然違うタイプなんだけどね。

「めし」も面白かった。
成瀬巳喜男は初めて見た。プイグが好きって言ってたし、川端康成とも関わってるっぽいから
見たかったんだよねー。
他のももっと見たいと思った。

あと、ハンターハンターを一気に読んだ。面白かった!
ハンターハンターも贅沢。展開の意外さ半端ない。
安易に逃げずに粘り腰で詰めていく感じは見習いたい!!!