2016.04.13
遠いデュエット
マドリードで制作した作品を展示します。ロベルト・ボラーニョという詩人の痕跡を追った「遠いデュエット」という作品です。
ボラーニョは1973年のクーデターと前後して祖国であるチリから逃げ、メキシコ、そしてスペインへと移動しました。そして2003年に病気のためスペインで亡くなりました。
私がボラーニョの作品に出会ったのは町田のリブロだったことは覚えているのですが、いつのことだったか思い出せません。でも何気なく「通話」というタイトルの小説を手に取って以来、彼の世界を見る目は私にとって1つの指針となりました。今回の作品はボラーニョを通して、今私自身が立っている場所について考えるものになっています。
トーキョーワンダーサイトで今週土曜から5月29日まで。
4月16日(土)15:00~アーティストトーク、17:00~オープニングがあります。
http://www.tokyo-ws.org/archive/2016/03/H0416.shtml